嫁姑問題。 なかには、 虐待の域にまで達する深刻なものも少なくない。本書の著者である智恵子さんは、 姑から陰湿な虐めを長期間にわたり受け続けた。
●まるで召使いのように用事を言いつけられる
●夫が出産に立ち会うことを妨害される
●孫を他の孫と差別する
●当然のように生活費を要求してくる
加えて、 さまざまな意地悪や皮肉、 嫌みの数々に、 ついに鬱になってしまう智恵子さん。 それでも「優しい夫のため」「嫁として認められたい」という思いから、 無理をして姑に奉仕し続けてしまう。
絶縁に至るまでの物語は、 決して他人事ではない。断ち切ろうとしてもできない縁。 常軌を逸した姑の言動にどう立ち向かえばよかったのか――。 ぜひ一緒に考えてはいかがだろう。