神戸市、学校や水族園などを臨時休業へ 予算1億円超 新型コロナウイルス対策

 新型コロナウイルスに対する政府の方針を受け、神戸市は3月3日(火)から15日(日)まで、教育機関や市が運営する施設を臨時休業する方針を明らかにした。

対策方針を説明する久元喜造神戸市長(写真:ラジオ関西)

 教育機関のうち対象となるのは、市立の小学校・中学校・高等学校、高等専門学校、特別支援学校。休業期間中となる来月10日には、中学校の卒業式を予定しているが、延期について現在検討中だという。幼稚園についても休業となるが、家庭で保育できない子どもは預かる方針。

 一方、保育園は市立・私立ともに臨時休業は行わず、可能な限り家庭保育を要請し、学童保育においても、小学校3年生以下の児童を対象に午前中から保育を行う。

 このほか図書館や博物館、水族園や体育館など市が所有する施設は、それぞれ3月15日まで閉館となるほか、動物園や有料公園は原則的に屋内施設を閉鎖して開園する。

 こうした対策に必要となる予算は、1億円を超える規模となる見通しで、早急に追加提案が行われる予定だ。神戸市の久元喜造市長は「子どもたちを地域ぐるみで守るため、関係機関の協力とともに保育環境を確保しつつ感染防止策に努めていきたい」とコメントしている。(ラジオ関西ニュース)

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