宮崎県聖火ランナー87人集う 25日、宮崎市でイベント

 県は本県を巡る東京五輪聖火リレーがスタートする3カ月前となる25日、聖火ランナー87人が一堂に会するイベントを宮崎市の平和台公園で開く。ランナーに旗や横断幕が授与。そこに書き込まれるメッセージを、県民から2月末まで募集。21日の定例会見で河野知事が明らかにした。

 県は大会組織委員会を通じてランナーの出席を打診。県内区間を走る全約180人のうち、公募や推薦によって選んだ37人、スポンサー枠などの50人が快諾した。県によると、スポンサー枠を加えて事前イベントを開くのは全国で初めてという。PRランナーとなる五輪選手の5人はスケジュール調整ができずに欠席する予定。

 当日は県内12市町に設定された13ルート180区間(35キロ)のコースを紹介した後、ランナーの氏名や自己PRを発表する。

 授与される旗(縦0・9メートル、横1・5メートル)や横断幕(縦1メートル、横5メートル)は「ひなたマーク」をあしらい、26市町村ごとに用意する。募集のあった県民のメッセージを書き込んだ後、聖火リレー当日の4月26、27日の両日、聖火の到着式会場となる県庁前楠並木通り、えびの市のグリーンパークえびのに展示する予定。

 知事は「本県は全国と比べて多くの聖火ランナーの応募が寄せられるなど関心や注目度が高い。聖火リレーへの機運を高めていきたい」と話した。

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