鎌倉管内で新たな感染者 70代女性、大船駅から搬送

神奈川県庁

 新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、神奈川県は28日、鎌倉保健福祉事務所管内(鎌倉、逗子、三浦市、葉山町)に住む70代の無職女性の新たな感染が確認されたと発表した。これまでに判明した感染者との接触は確認されておらず、感染経路は不明。

 県によると、女性は25日昼すぎ、県内の医療機関を定期受診して帰宅途中、JR大船駅で具合が悪くなり、駅の救護所から同医療機関に救急搬送された。発熱と呼吸困難、肺炎の症状があり、翌26日にPCR検査を実施し、27日夜に陽性と判明。28日に別の県内医療機関に転院した。軽い意識障害があるものの病状は安定しているという。

 県は女性の家族2人のほか、同駅からの搬送時に対応した駅員6人と鎌倉市の救急隊員3人の検査を進め、県と同市によると、隊員3人は陰性だった。

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