教諭が男児の首絞める 長崎市内の市立小 けがはなし

 長崎市の市立小の50代男性教諭が、教室で5年生の男児の首を手で絞める体罰を加えていたことが28日、学校関係者らへの取材で分かった。
 学校などによると、男性教諭は27日昼ごろ、給食の配膳準備中に給食着への着替えなどが遅れている複数の児童らを注意した際、注意を聞かなかった1人の男児の首を絞めたという。男児にけがはなかった。男性教諭は早退した学級担任に代わり、指導に当たっていた。
 目撃した同じクラスの児童らが校長に連絡。学校側は28日に児童らへ事実関係の聞き取りをした。男性教諭は男児やクラスの児童らに謝罪したという。
 学校側は取材に「学校という場所は安全安心の場所でなくてはいけない。再発防止に努めていく」とコメントした。3月2日に学級の保護者を対象に説明会を開く予定。長崎市教委は「事実関係をしっかりと確認した上で、対応を検討する」としている。

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