一般質問延期や中止 新型肺炎受け 県内自治体議会の対応策

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、県内自治体の議会では一般質問の取りやめや、傍聴の自粛を要請する動きが広がっている。
 開会中の議会では、小林市議会は、執行部が臨時休校要請などに対応することに配慮し、28日に予定していた3月定例会一般質問2日目を延期した。
 串間市議会は同日、3月定例会の傍聴について、一般市民に自粛を求めると発表。延岡市議会は一般質問の傍聴者への対応などに関し、3月2日に開く議会運営委員会で協議する予定。
 宮崎市議会は2月28日、議場では議員、執行部ともに原則、マスク着用を決めた。傍聴者にも着用を求めるが強制はしない。県議会は県内で感染者が確認されたり、国が何らかの方針を示したりした場合は対応を協議する方針。
 このほか、新富町議会は28日、議会運営委員会を開き、3月2日開会の定例会について一般質問の取りやめと、常任委員会の期間短縮を決めた。後日、機会を設けて一般質問を行う。

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