きょう2月29日(土)は、低気圧や前線の影響で西・東日本を中心に雨の降っている所がある。このあと夜遅くには関東沿岸部でも雨が降りやすく、また北日本でも雨や雪の降る所が多くなる見通し。あす3月1日(日)になると全国的に天気は回復し、東京マラソンが行われる都心も朝から青空が広がりそうだ。
今夜は関東沿岸部で雨 北日本は雪・風強まる
きょうは西から低気圧や前線が日本付近を通過中で、このあと夜にかけて東海や関東の沿岸部を中心に雨の降り出す所がある見込み。一方、西日本は夜には天気の回復する所が多くなりそうだ。
また別の低気圧が日本海にあって、今夜からあすにかけて北日本を通過する見込み。東北北部や北海道では雪や風が強まり、ふぶくおそれもある。
東京マラソンは朝から晴天 日差し強め
あすの朝には、低気圧は日本の東に進み、西・東日本で晴れ間が広がる見通し。ただ、前線に近い九州南部ではあすも雨の降りやすい状況が続く見込み。
そして、あすは東京マラソンが行われる。昨年東京マラソンが行われた3月3日は、雨の中のレースだったが、今年は開始時間の午前9時ごろは青空が広がる予想で、レース終盤の午前11時ごろにかけて次第に日差しが強まる見込みだ。またレース中は北寄りの風2メートル程度の予想で、強い風ではない見通し。
東京は最高気温17℃予想 4月上旬の暖かさがレースを左右するか
あすの日中はよく晴れる西・東日本で、きょう(土)より気温の高くなる所が多くなりそうだ。東京都心の午前9時の気温は11℃の予想。東京マラソンレース終盤の午前11時には14℃程度まで上昇する見込み。あすの最高気温は東京、名古屋、高知で17℃で、3月下旬から4月上旬並みとなる予想。
昨年の東京マラソンは、午前9時の都心の気温が4.4℃と、寒いなかでのレース展開だった。今年は強まる日差しと気温の上昇がレースの展開を左右するかもしれない。
(気象予報士・寺本卓也)