メクル第441号 将来はプロ棋士に 県大会連覇の川上拓真君

真剣な表情で将棋盤に向かう川上君=長崎市稲佐町、三菱記念会館

 長崎県内の小学生を対象にした第22回県少年将棋大会が2月2日、長崎市の三菱(みつびし)記念会館で開かれ、大村市立大村小5年の川上拓真(かわかみたくま)君(11)が連覇(れんぱ)を達成しました。大阪(おおさか)市で行われる第45回さなる杯(はい)小学生名人戦西日本大会に県代表として出場します。

 -大会を振(ふ)り返って。
 準決勝(じゅんけっしょう)では小学3年の弟(大翔(ひろと)君)に苦しめられ、負けるかもと焦(あせ)りました。決勝では、どうしていいのか分からない局面もあったけど、巻(ま)き返すことができました。

 -西日本大会の抱負(ほうふ)を。
 昨年は1勝2敗で予選敗退(はいたい)だったので、今年は予選を通過(つうか)したいです。

 -自分の将棋とは。
 攻撃(こうげき)より守りの方がいいと思います。

 -強くなるためにどんなことをしているの?
 将棋好きの父の影響(えいきょう)を受け、幼(おさな)いころから将棋の本を読み続けています。今は、ネットで対局したり、プロ棋士の対局中継(ちゅうけい)も見ています。長崎市の「ふぁんた」に通うほか、月に2回、強い棋士が集まる福岡(ふくおか)市の「九州研修会(けんしゅうかい)」にも通っています。将来(しょうらい)はプロの棋士になりたいです。

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