
MHPSの定方と岩田が、そろって自己ベストをマークした。特に定方は自己記録を9分近く更新する2時間7分5秒で日本勢4位の健闘。「5回目でやっとマラソンの形にできた。しっかり力を出せたことがうれしい」と声を弾ませた。
第2集団でペースに乗って「楽に」レースを進めた。35キロまで我慢してラストも確実に走破。チームで副主将も務める27歳は「日本代表を狙うには、勝負を意識した走りをしないといけない。今後はどうやって戦うのかを考えていきたい」と早くも次の段階を見据えていた。
昨年9月の五輪代表選考会を経験した岩田も、2時間8分45秒で自己ベストを45秒更新。中間点手前付近で第2集団から離れたが、冷静な走りで残りを「最低限」にまとめた。32歳のベテランは「年齢もあるけれど、まだまだ進化できている。さらに上を狙って取り組んでいく」と自信を深めていた。
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