レンドンがオープン戦初アーチ 大谷は2打数ノーヒット2三振

日本時間3月2日、エンゼルスはオープン戦でホワイトソックスと対戦し、大谷翔平は「4番・指名打者」で先発出場。エンゼルスは、大谷が2打席連続三振に倒れるなか、アンソニー・レンドンのエンゼルス移籍後初アーチとなる1号3ランなどで3回までに6点を先行したが、4回表に一挙8点を奪われて逆転を許し、7対8で敗れた。大谷はオープン戦10打席の成績が8打数1安打、6三振、1四球、1死球、打率.125、OPS.425となっている。

大谷は、チームがレンドンの1号3ランで先制した直後、1回裏無死走者なしで迎えた第1打席でホワイトソックス先発の左腕ロス・デトワイラーの前にファウルチップで三振に倒れると、3回裏無死1塁で迎えた第2打席でもデトワイラーと対戦して見逃し三振。5回裏の第3打席で代打を送られて試合から退き、2打数ノーヒット2三振に終わった。

逆転負けを喫したエンゼルスだが、ブライアン・グッドウィン、マイク・トラウト、アルバート・プーホルス、アンドレルトン・シモンズと主力クラスの各打者が2安打ずつを放ち、レンドンには待望の初アーチが飛び出すなど、敗戦のなかにも明るい材料はたくさんあった。風に乗ってレフトスタンドに飛び込んだ先制アーチについて、レンドンは「僕たちはたくさんの要素のなかでプレイしている。風がどちらへ吹いているかも知っておかなければならないんだ」と誇らしげにコメント。ただし、「まだピークに持っていくには早すぎる。オープン戦でいろんなことにトライしている最中だからね」とあくまでも調整段階であることを強調した。

調整段階というレンドンだが、ここまでオープン戦4試合に出場して6打数4安打、1本塁打、4打点、打率.667、出塁率.750、OPS1.917と絶好調。エンゼルスが7年2億4500万ドルという超大型契約で獲得した昨季のナショナル・リーグ打点王は、期待通りにその実力を発揮しており、レギュラーシーズンでもエンゼルスにとって大きな戦力となりそうだ。

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