藤沢市民病院（同市藤沢）は4月、通院から入院、退院まで一貫して支援する「患者総合支援センター」を開設する。超高齢社会への対応を見据え、退院後の生活や在宅での療養も視野に医療、看護、介護の連携によって患者がより安心できる医療、診療環境を整備。複数検査の予約窓口を集約するなど、利用者サービスの向上も図る。
患者総合支援センターは▽入退院支援▽外来・検査予約▽地域医療連携▽医療・福祉相談│の4機能を備える。管轄部門が異なっていた入院支援と退院支援の機能を統合。入院が決定した段階で看護師らが患者と面談し、入院説明をはじめ病歴や服薬状況を確認する。入院から手術、退院まで一貫して支援することで、患者の安全、安心な入院生活と早期回復につなげる。
高齢化が進む中、1人暮らしや老夫妻の世帯が増えている状況に対応。退院後の在宅療養をはじめ転院や施設への入所など、きめ細かく相談に乗って入院中から退院後の生活に備えられるようにする。
