XANVALA、会場限定発売2ndシングル「CREPPER」に込めた偏執狂的な姿!

1月28日に池袋BlackHoleで行った始動ワンマンライブをソールドアウト。会場限定で発売した1stシングルCD「鮮やかな猛毒」は、早くも完売。イベントライブでも相応の動員を記録し続けているように、始動からまだ1ヶ月強にも関わらず、これからのヴィジュアルシーンを掻き回す存在として注目を集め出しているXANVALA。

この勢いをさらに押し広げようと、彼らは3月9日(月)に2ndシングルCD「CREEPER」を会場限定盤として発売する。「CREEPER」は、ストーカーにも似た異常者の視点で描かれた楽曲。もちろん、単体としても強い存在感を発揮しているが、じつは1stシングル「鮮やかな猛毒」と深い関連性を持った作品にもなっている。それが、「続きを成す物語」なのか「一部を深く突き詰めた内容」なのか、そこは、あなたなりに分析して欲しい。CD盤として「鮮やかな猛毒」は手に入らないが、YouTube上にはMVがアップされているように、その歌詞と、これから発売になる「CREEPER」を照らし合わせ聞いていただけると、より深くXANVALAが描き出す世界へ浸っていけるはずだ。歌詞を担当しているヴォーカルの巽自身、「単体で成立する楽曲ではあるけど、XANVALAとしては一つ一つの楽曲を通し、繋がりや関連性を持った物語を描き続けたい」と語っている。じつは、ライブに於けるセットリストにも、その時ごとの物語を描きだせば、それが、次のライブへ繋がる前章にもなっている。

もちろん、毎回のライブを見逃すなというのは難しいことはわかっている。その代わり、XANVALAが発売する作品の表題曲や、ワンマン公演など長い時間表現してゆくライブは、ぜひご覧になっていただきたい。それを観ることで、彼らが描き、伝えようとしている想いや狙いが見えてくる…とメンバーたちは言っていたが…何処まで理解できるのかは、それぞれにお任せしよう。

XANVALAは、4月に東名阪主催ツアー「浸-EROSION-色」を行う。これは、「鮮やかな猛毒」「CREEPER」と描き続けた物語を、より聞き手の心へ浸透…浸食させてゆくために行う意味もある。さらに、4月28日には、新宿club SCIENCEを舞台に二度目となるワンマン公演「開花-FLOS-千幻」を行う。この日には、また新たな物語をXANVALAは提示しようとしている。

一つ一つの動きに意味を持たせた活動を示しているXANVALA。まずは、新たなストーリーとなる「CREEPER」に触れ、XANVALAの物語を考察する一人にあなたも名乗りをあげないか。

TEXT:長澤智典

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