箱根・強羅に日本初進出 「ホテルインディゴ」開業 全室温泉付き、和風モダン

箱根を描いた浮世絵などをモチーフにしたレストランの内装=ホテルインディゴ箱根強羅

 インターコンチネンタルホテルズグループが手掛けるブランドホテル「ホテルインディゴ箱根強羅」が、神奈川県箱根町木賀に国内で初めてオープンした。首都圏からほど近い立地と寄せ木細工など和風モダンを取り入れた内装を生かし、小田急線沿線の家族連れをターゲットに据える。

 「ホテルインディゴ」は、世界各国の地域ごとの特色を押し出すのが特徴。箱根は首都圏に近く、自然や温泉文化が豊かなことに加え、強羅地区は明治期から文化人が足を運び、モダンな文化が花開いた場所もあることから、国内初進出の拠点として選んだという。

 計98の客室には全室に温泉を備え、内装は寄せ木細工など和風で統一。枕元には100年以上にわたり代々強羅地区を写真に収めてきた「島写真館」(同町強羅)の嶋陽一さんらの協力を受け、昭和初期以降の写真を用いたアートが飾る。レストランでは足柄牛など、地元の食材を用いた料理が楽しめる。

 箱根登山鉄道線箱根湯本駅から箱根登山バスで「宮城野橋」下車徒歩2分。JR小田原駅から無料のシャトルバスもある。問い合わせは、同ホテル電話0460(83)8310。

© 株式会社神奈川新聞社