カスタム、ドレスアップ、チューニング、市販車、モータースポーツに至るまで、とにかくクルマが大好物な現役自動車メーカー社員の特派員が、2020年2月22~23日にパシフィコ横浜で開催された旧車イベント『ノスタルジック 2デイズ2020』に潜入しました!
独断と偏見、そして生きがいたっぷりの熱い目線のレポートをお届けします。
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2月22日~23日の2日間、パシフィコ横浜で開催された旧車イベント『ノスタルジック 2デイズ2020』に行って参りました。旧いクルマに詳しい方ではないのですが、見惚れてしまうカッコいいクルマたちが数多く展示されていました。
会場内は、新型コロナウイルスの余波もあるのか、混み混みという状況ではなかったです。僕的には、ゆっくりとチェックしたり、写真を撮ったりしながら、“自分タイム”でクルマに触れることができて、楽しかったです。
旧車がメインのイベントということで、来場者の年齢層は高めだなぁという印象でした。女性の姿もチラホラ見かけましたが、東京オートサロンに比べればググーンッとオトコ臭が際立っていました(笑)
全体的な印象は、スカイライン(箱スカ)GT-R、フェアレディZが目につきました。そのほか、ソアラやレパードといった“ハイソカー”や、セリカ、コロナ、ブルーバード、MR-2やカローラレビン/トレノ(AE86)なども存在感抜群。クラシックカーからネオ・クラシックまでバラエティ豊かなラインアップでした。
『ノスタルジック 2デイズ2020』は車両本体、部品などをその場で購入できるトレーディング・イベントなので、それを目当てにしている来場者も多いと思います。
車両や部品だけでなく、カタログやステッカー、ミニカーなども購入できるので、旧車ファン、マニアにとって、ここはお宝の山なのです!
では、そんな旧車イベントの会場で気になった車両を紹介していきましょう。
まずは、さり気なく日本が誇る名車、トヨタ2000GTとトヨタS800が展示されていました。
そして、ハコスカGT-Rです。オーバーフェンダー、ツライチ、引っ張り気味のタイヤ、雰囲気が出ていますね~!カーボンのボンネットは“現代風”です。
こちらはS30Zです。よく見てみると、オーバーフェンダーにはカーボン素材が使われています。
スカイラインGT-R、Z、ケンメリ、ソアラ、セルシオがズラリと並んでいました。
どれもこれも、ピッカピカのコンディションです。
旧車に現代版のホイールを組み合わせたレイズのブースです。S30ZにTE37がベストマッチです!
シルバーのリムが旧車へのオマージュですね~。カッコいいです!
『サーキットの狼』でお馴染みのアノ名車も
この車両は、昔懐かしい族仕様? 街道レーサー? といった雰囲気のZとスカイラインです。凄まじい引っ張りタイヤとツライチ具合が会場で異彩を放っていました。
街道レーサー仕様のZやGT-Rが脇役(!)として登場していた漫画『サーキットの狼』で、主人公の風吹裕矢の愛車として描かれた『ロータス ヨーロッパSP』です。
赤いラインと撃墜『★』マークまで再現されていました!(感動しました)
こちらの車両は、潮来にあるサーキットの狼ミュージアムのものでした。名車です!
そして、最近話題になった映画『フォードvsフェラーリ』で注目されたフォードGT40です。濃紺のボディカラーにホワイトストライプが渋い!
おっと! 発見しましたよ、マルティニカラー!
こちらの車両は、フェラーリ308GTB ラリーですね。
そして、なんと! メルセデス・ベンツ190E エポIIと対面です。1990年代前半のDTMでの活躍を思い出しました。
ツライチ具合は会場内の他の車両にも負けていません。親父セダン的なハコ車に過激なフェンダー、欧州メーカーの本気を感じます。
そそり立つリヤウイングにガーニーフラップ的なサブウイングが付いているところが、いかにもエボモデルですね~。素敵です。
では最後に、今回の僕的ナンバー1を発表します! それは……S30Zです!
この車両は、一見するとフツーのZですが、内装をご覧ください! 運転席以外は、ドンガラ、ロールケージがしっかり組まれていて、エンジンルームにもしっかり手が入れられています。
シンプルですが、走りに特化した佇まいが最高に魅力的でした。大型化が止まらない現代のクルマたちに比べると、超コンパクト! ここまで手を入れたS30Zでサーキットや峠を走ったら、さぞかし楽しいだろうなと思いました(笑)