Rina Sawayama、資本主義のバカバカしさに光を当てた新曲「XS」を本日リリース!

「Comme DesGarçons(Like The Boys)」のミュージックビデオ公開から5日が経ち、4月にDirty Hitからの発売を控えるデビューアルバム”SAWAYAMA”からの3曲目の新曲「XS」が発表された。

「XS」は、Annie Macの BBC Radio1 ”Hottest Record in The World”で初解禁され、Rina Sawayamaの、ポップス界で最も煌めく星の1つとしての地位をさらに強固なものにした。「XS」はKyle Shearer、Nate Company、Chris Lyonsとの共作作詞、トラックはKyle Shearer、Rina、そしてRinaの良き友人でもあるプロデューサーのClarence Clarityの共同プロデュースだ。伝染性のある2000年代初頭のサウンドスケープは、ザラザラした車のエンジンの回転、ファジーなギターのリフ、そしてRinaの滑らかなボーカルに照らされ、地球温暖化の恐怖に直面している唯物論的世界の暗い問題に向き合っている。

楽曲のインスピレーションについて、Rinaはこう語る。「XSは、沈没する世界での資本主義をあざ笑う曲です。世界的な気候変動が加速し、人類の絶滅が私たちの生涯の中で、非常に現実的な可能性であることを私たちは皆知っているため、毎月ブランドが新作のメイクアップパレットを出し、著名人がInstagramでオーストラリアの山火事に関する悲しみをポストしているのと同じ週に、Calabasasにある彼らのゲート付きの巨大で高額なハウス・ツアーをしていることは、とても滑稽に思えます。」

「私が言いたいのは、目をつぶることも罪だということです。でも目を開けることは、私を落ち込ませます。私たちはみな資本家であるため、私たちはみな偽善者です。それは私たちが抜け出せない罠です。私は、全てが上手くいっていた頃を思い起こさせる2000年代のR&Bビートの根底にある、燃え上がるメタルギターの突き刺すような痛みに、真実を超えた気候変動の世界を否定するカオスを反映したかったのです。」

4月17日(日本でのパッケージ発売は22日)にリリースされるRinaのデビューアルバム「SAWAYAMA」は、彼女の世界と向き合う作品だ。本アルバムは、Rinaの最もパーソナルな音楽を網羅しており、Rinaはこうコメントしている。「このアルバムは、最終的には家族とアイデンティティに関するものです。2つの対立する文化(私にとってイギリス人と日本人)の文脈で、自分自身を理解することをについてテーマに掲げています。 ステレオタイプの内外で気楽にいられる場所を見つけ出し、最終的には、欠点も何もかも隠さず、ただ自分自身でいることに居心地の良さを見出します。」

日本で生まれたRinaと彼女の家族は、Rinaが5歳のときにイギリスに移住した。 10代の頃、彼女は音楽と学問への愛を発見し、のちにケンブリッジ大学に進学。異なる人種間の文化の違いと排他性に気付き始めた。これらの経験により、Rinaは自分のアイデンティティを切り開き、彼女の文化と西洋の生活を結び付け、彼女独自のポップなスタイルを定義するアーティストへと進化した。

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