レッズ・秋山が攻守に存在感を発揮 1安打1四球&初補殺

日本時間3月3日、レッズの秋山翔吾はドジャースとのオープン戦に「1番・センター」で先発出場し、ドジャース先発のデービッド・プライスから四球を選ぶなど、2打数1安打1四球でリードオフマンとしての役割をしっかり果たし、チームの勝利に貢献した。また、センターの守備では3回表にセンター左へのヒットで二塁を狙ったエンリケ・ヘルナンデスを素早い返球でアウトにし、オープン戦初補殺を記録。秋山のオープン戦通算打率は.286(14打数4安打)となり、レッズは6対2でドジャースに勝利した。

1回裏の第1打席で左腕プライスから四球を選んで出塁した秋山は、一死後に3番フレディ・ギャルビスの二塁打で三塁へ進み、4番ジェシー・ウィンカーのタイムリーで先制のホームを踏んだ。2回裏の第2打席では右腕ライアン・モズリーと対戦し、ピッチャーを強襲する二塁への内野安打を放って2試合連続安打を記録。4回裏の第3打席は左腕レイミン・グドゥアンの前にサードゴロに倒れ、5回表開始時の守備交代で試合から退いた。

守備面では、3回表二死走者なしの場面で4番ヘルナンデスが放ったセンター左へのヒットを素早く処理し、二塁へ送球して打者走者のヘルナンデスを刺し、オープン戦初補殺を記録。日本でゴールデングラブ賞を6度受賞した自慢の強肩を見せつけた。「両翼の外野手が僕にプレイしろと声をかけてくれたので、落ち着いてプレイすることができた」と秋山。「たまたま、あのプレイを今日練習していたところだった。試合で実践することができて良かった」と自身のプレイを振り返った。

キャンプインから2週間ほどが経過し、秋山は「試合でプレイしたり、チームメイトとコミュニケーションを取ったりするのにも慣れてきた」という。オープン戦に出場した試合はすべて1番打者で起用され、センターを4試合、レフトを1試合守るなど、首脳陣が考える秋山の起用法も見えてきた。球団史上初の日本人メジャーリーガーは、レギュラーシーズン開幕に向けて順調なスタートを切っていると言えそうだ。

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