じゃなくて「メルセデス・ベンツ Aクラス」|あえて選ぶガイシャのススメ Vol.5

メルセデス・ベンツ 新型Aクラス A180 Style (AMGライン装着車) 走り

ハマる人は深くハマる…マツダ3 ファストバックの印象的過ぎるフォルム

マツダ MAZDA3 FASTBCK X L Package/エンジンタイプ:SKYACTIV X 2.0(6AT)

マツダ3は2019年5月、アクセラ/アクセラスポーツの後継モデルとして登場しました。ボディタイプは4ドアセダンと5ドアハッチバックの2種類。セダンは正統派のスタイルにエレガントさを加え、幅広いユーザーから支持を集めています。

一方、“ファストバック”の名が与えられたハッチバックモデルは、あえて万人受けを狙っていないのが特徴。一度見たら忘れられなくなる、実に印象的なフォルムが与えられています。実車を目の当たりにした際に受ける心地良い違和感に、ハマる人は深くハマるはず。そしてその人にとっては唯一無二の特別な1台となるでしょう。

夢の“SKYACTIV-X(スカイアクティブ エックス)”を世界で初めて実現化

マツダ MAZDA3 FASTBCK X L Package/エンジンタイプ:SKYACTIV X 2.0(6AT)

マツダ3では、世界で初めて実用化した燃焼方式「SPCCI(火花点火制御圧着着火)」を採用する“SKYACTIV-X(スカイアクティブ エックス)”が大きな話題となりました。ディーゼルのトルク感と、ガソリンのスムーズな吹け上がりを兼ね備えた夢のパワーユニットとされ、世界のメーカーが実用化にしのぎを削っていました。マツダ3ではマイルドハイブリッドが組み合わされ、実用燃費の面も配慮されています。

このほかマツダ3では、1.5リッター(ファストバックのみ)と2.0リッターのガソリン直噴と、1.8リッターディーゼル直噴ターボの4種類のエンジンから選ぶことが出来ます。駆動方式はFFと4WDがあり、6速ATのほか一部モデルでは6速MTが選べるところもクルマ好きの心をくすぐるポイントです。

マツダ3の価格はファストバックが222万1,389円から361万6,963円まで。セダンは251万5,741円から361万6,963円まで(価格は全て消費税込み、以下同)。マツダ3の大きなウリとなる世界初の新技術、スカイアクティブX搭載モデルは319万8,148円から361万6,963円と、主に200万円台がメインの価格帯となる他モデルに対し、やや割高な設定となっています。

5年連続で国内の輸入車販売台数No.1! そのけん引役は“Aクラス”

メルセデス・ベンツ 新型Aクラス A180 イメージ

昨年2019年は、年間6万6,523台を日本国内で販売したメルセデス・ベンツ。この台数は日本で売られる輸入車の中でNo.1の台数! しかもこの記録は2019年で5年連続で獲得しています。

メルセデス・ベンツ日本によれば、この6万台強の中で新世代のFFプラットフォームモデルは全体の3割を占めており、特に2018年末デビューのハッチバック・セダンモデル「Aクラス」が人気のけん引役となっています。

プレミアムな価格帯に突入したマツダ3を検討するなら、メルセデス・ベンツ Aクラスも比べてみましょう。実は手の届きそうなプライスだということに気付くはずです。

“ハイ、メルセデス!”は334万円から手に入る

メルセデス・ベンツ 新型Aクラス A180 Style (AMGライン装着車) 外装(エクステリア)

メルセデス・ベンツ Aクラスの価格は、A180 334万円、A180スタイル 376万円、A200d 406万円。Aクラス セダンはA180 セダン 344万円、A180スタイル セダン 386万円、A200d セダン 420万円、A250 4MATIC セダン 420万円です。他にハイパフォーマンスなメルセデスAMGモデルもラインナップされています。

ちなみにAクラスの場合、一部の装備がオプションパッケージになっています。例えば、内外装がスポーティに演出されるAMGライン(+26万円)は、趣味嗜好のカスタムですのでお好みに応じて。ただ先進安全支援機能のレーダーセーフティパッケージは25万円のオプション。イマドキの新車では必須アイテムですので、こちらはお忘れなきよう。

メルセデス・ベンツ 新型Aクラス A180 内装(インテリア)

また新型Aクラスから初採用となった“ハイ、メルセデス!”でお馴染みのMBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)とタッチスクリーン式10.25インチワイドディスプレイ、オーディオ機能などは標準装備ですが、カーナビゲーションシステムは18万7千円のオプション。さらに360°カメラやヘッドアップディスプレイ、10スピーカーがセットになったアドバンスドパッケージは+20万8千円で、かつ上記のAMGラインとレーダーセーフティパッケージのセット装着が必須(!)…。

と、こんな風に欲しい装備をあれやこれやと盛り込んでいくと、やはりそれなりなプレミアムプライスになっていく点だけ、お気を付けください。

未来感満載! デジタルなインテリアの先進ムードにヤラレた!

メルセデス・ベンツ 新型Aクラス A180 Style (AMGライン装着車) 外装(エクステリア)

Aクラスは、4ドアクーペ CLS譲りの台形グリルとシャープなヘッドランプ、そしてそこからリアへとつながるスポーティなフォルムが特徴。老舗プレミアムブランドとはいえ、保守的な印象は皆無です。

そしてドアを開けインテリアを覗いてみると・・・さらに驚かされるはず。

10.25インチの横長TFTディスプレイが2つ連なり、タービンをイメージしたという丸型のエアコン吹き出し口形状とともに、近未来ムードも満点! マツダ3のファストバックに惹かれるアナタなら、このインテリアにもグッと来るのでは?

メルセデス・ベンツ 新型Aクラス A180 Style (AMGライン装着車) 内装(インテリア)

そして照れずに(!?)ハイ、メルセデス!と呼びかけてみれば、音声認識機能が立ち上がります。自然な対話形式で「少し暑いな」と言えばエアコンの温度を調整し、「軽井沢の明日の天気が知りたい」と問えば天気予報を表示してくれます。もちろんナビだって、例えば施設の正式名称ではない抽象的な言葉を手掛かりに目的地検索をスタートするのです。

折しも運転中のスマホ注視に対する罰則も厳しくなったばかり。手元のケータイ操作やカーナビのタッチパネル操作など、ドライバーが前方からうっかり目線を外してしまっては、真の安全は確保できません。決して流行りに乗せられたものではなく、運転中の安全性を重視するメルセデス・ベンツの思想が根底に流れているのです。

[筆者:トクダ トオル(MOTA編集部)]

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