北見工業大学が後期日程入試の中止を発表、北海道教育大学は実施方法を変更

新型コロナウイルスの感染の広がりを受け、緊急事態宣言に至った北海道。北見市にキャンパスを構える北見工業大学は、2020年3月3日、令和2(2020)年度入学者選抜試験に係る個別学力検査について、3月12日に実施を予定していた後期日程入試を中止すると発表した。志願者には3月3日中に電話で個別学力検査中止の連絡を行う。

後期日程入試は大学キャンパスのほか、東京・大阪会場でも予定されていた。北見工業大学の入試課入学試験担当は「本試験に係るすべての志願者について、大学入試センター試験の成績及び調査書の内容を総合的に判断して合否を決定」するとしている。合格者の発表、入学手続等の詳細については、3月4日を目処に大学ホームページで行う。

また、北海道教育大学教育学部は3月12・13日に予定している一般入試(後期日程)について、個別学力検査を試験場で行うことは取りやめると発表している。中止に伴い、教員養成課程(札幌校、旭川校、釧路校)は大学入試センター試験の成績及び調査書の内容を総合して総合得点順に選抜する。国際地域学科(函館校)は大学入試センター試験の得点及び調査書の内容を総合して合格者を決定する。芸術・スポーツ文化学科

(岩見沢校)は、大学入試センター試験の成績及び調査書の内容を総合して判定し、個別学力検査等に代わ

る試験については確定後に大学ホームページ上で変更内容を案内する。

北海道大学は、3月3日現在、大学ホームページで「現時点では当初のとおり実施します」と告知している。試験当日は感染予防のため、試験時間中を含めマスクの着用を推奨している。

参考:

【北見工業大学】新型コロナウイルス感染症拡大に係る本学「個別学力検査(3/12)」中止のお知らせ

【北海道教育大学】北海道教育大学教育学部一般入試(後期日程)実施方法の変更について(PDF)

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