佐世保市は3日、品薄状態となっているマスクや消毒液に関し、市の備蓄品を市民に提供することについて、「市民向けの備蓄はない。対応できない」との考えを示した。市議会本会議で答えた。
マスクについては、平戸市などが備蓄品を市民向けに提供している。佐世保市議会は3日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急質問を行い、4会派の議員が市の対応をただした。
市は取材に、マスクについて、「職場ごとに備蓄はあるが、市民に配布できるほどの量がない」とした。市は2月、中国の友好都市などに4千枚のマスクを送ったが、「備蓄品ではなく、支援のため購入した」としている。
緊急質問では市民への情報発信のため、市のホームページに特設サイトを設けたことを報告した。
「市民向け備蓄ない」 マスク巡り、佐世保市
- Published
- 2020/03/04 09:53 (JST)
- Updated
- 2020/03/06 15:40 (JST)
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