三重県内の小中高校で臨時休校が続く中、共働きなど保護者の状況を踏まえ、小学校で児童を受け入れる取り組みが始まっています。
全校児童約480人の鈴鹿市の一ノ宮小学校では、3日から25日までの間、保護者の仕事の都合などで家庭で過ごすことができない児童を午前8時半から午後5時まで受け入れ、3日は19人の子どもたちが集まりました。
学校では図書室を開放し、教職員や子どもたちのマスク着用や手のアルコール消毒に加え、部屋の換気や座席の間隔をあけるなど感染を防ぐための対策をとっています。
見守りには教職員が交代であたり、子どもたちは宿題をしたり本を読んだりするなどして過ごしていました。
長い休み期間の子どもたちの過ごし方については、不安の声も上がっています。
一ノ宮小学校では25日を登校日とし、それまでは担任が家庭訪問をして子どもたちの様子を確認し追加の宿題を届けることにしています。
学校での児童の受け入れは、鈴鹿市以外にも桑名市や志摩市など県内12の市と町で行っているほか、5日から休校となる四日市市では保護者に意向調査を行い対応を検討するとしています。