京急高架下に飲食施設 「日ノ出町フードホール」開業へ 今秋には蒸留所も

「日ノ出町フードホール」のイメージイラスト

 京浜急行電鉄(横浜市西区)は26日、京急線日ノ出町駅近くの高架下に飲食施設「日ノ出町フードホール」を開業する。野毛地区と近接した立地を生かし、はしご酒が楽しめる「地域の大食堂」として、夜の街にさらなるにぎわいを創出する。

 同線日ノ出町─黄金町間の高架下に広がる約480平方メートルのスペースを使う。横浜の野菜やフルーツを扱う農家直営のカクテル専門店や、クラフトビールを提供する居酒屋など4店舗が入居。立食客を含めて約110人を収容可能な飲食の共有スペースを設ける。

 今秋には「クラフトジン(ご当地ジン)」の蒸留所も開店する。京急はフードホール近くで2018年、宿泊や水上アクティビティーの機能を備えた複合施設をオープンするなど、高架下の空間を生かした地域活性化策を展開している。

 担当者は「日ノ出町エリアと野毛の回遊性を高め、新たなコミュニティーを醸成したい」と話している。

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