「無観客での実施に向けて準備」という日本高野連の方針を受けて、出場を決めている創成館の稙田監督は「まさか見えない敵と戦うことになるとは想像もしていなかった。どういう形でも選手たちには甲子園の土を踏ませたい思いはある。(開催されれば)健康に細心の注意を払い、野球ができる幸せを感じながら一球一球を大事にプレーしたい」と語った。
チームはこの日も自宅学習後に練習。「無観客で開催へ」との一報を受けた稙田監督が選手を集めて伝えた。主将の上原は「自分たちはやるだけ。他競技が中止になる中、甲子園という舞台に立たせてもらう。軽いプレーはできない。高校生らしい全力を見せたい」と気を引き締めていた。
4日午前に諫早市役所へ出場報告に訪れた奥田校長は「心中穏やかではないのが本音。(昨秋の九州大会4強、選抜出場校という)栄誉をいただいたのは変わらない」と述べた。
創成館「軽いプレーできない」 センバツ無観客開催へ
- Published
- 2020/03/05 00:08 (JST)
- Updated
- 2020/03/22 14:11 (JST)
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