五島市議会開会 日本語学校に16人入学

 定例五島市議会は4日、開会した。会期を25日までの22日間と決め、総額305億7千万円の2020年度一般会計当初予算案など計44件を上程した。
 野口市太郎市長は施政方針説明で、来月開校しベトナム人留学生を受け入れる「五島日本語学校」の第1回入学生が16人になると報告。入試には27人が合格したが、福岡出入国在留管理局による在留資格の認定審査で、生活費などの支払い能力の証明が不十分とされ、11人が資格を得られなかったという。同校は2年制で総定員は100人。
 また五島-長崎航路を運航する九州商船(長崎市)が、来月から島民以外の基本運賃を実質的に値上げすることに対し、野口市長は「観光振興に向けた取り組みに反するもので、容認できない」と抗議。同社に対し、谷川等議長と連名で運賃改定の撤回を要請したことを説明した。
 一般質問は9、10日。計8人が登壇し、新型コロナウイルスの感染防止策や経済対策、子育て支援、空き家活用などについて市側をただす。

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