楽天モバイルの弱点は宇宙から補う。「SpaceMobile」で全国カバーを目指す

楽天モバイルは今後期待できるかも?

楽天と英ボーダフォンは、米AST&Scienceと戦略的パートナーシップを締結し、世界初の人工衛星を用いたモバイルネットワーク構築サービスを試みることを発表しました。

ASTの低軌道衛星を用いた「SpaceMobile」は、現在市販されているスマートフォンから直接、衛星通信サービスに接続することが可能。宇宙空間でモバイルネットワークを構築するので、山間部や災害被害地域などの通信基地局を宇宙から補うことができます。サービス初期段階は4G通信サービスを提供するとしていますが、近い将来的に5G通信ネットワークにも対応するとしています。

既にASTは2019年4月に6Uサイズのキューブサット「BlueWalker 1(BW1)」の打ち上げに成功し、技術実証を進めており、2020年内には「BlueWalker 2(BW2)」「BlueWalker 3(BW3)」の打ち上げも控えています。

BlueWalker 1(BW1)

楽天モバイルは、MNOサービスの最大の弱点である”自社基地局の少なさ”による”エリアの狭さ”を衛星通信サービスで一気に補い、2021年3月までに全国にエリアの拡大を目指します。

Source: 楽天/ AST

© 株式会社sorae