日本卓球協会、卓球場での新型コロナウイルス感染予防呼びかけ

写真:ラケットとボール/提供:フリー素材

4日、日本卓球協会は卓球練習場での新型コロナウイルス感染予防についての具体的な対策を発表した。

新型コロナウイルスは多くの地域に拡がっており、世界卓球の延期や東京選手権の中止など卓球界にも大きな影響を及ぼしている。

また、スポーツ施設での感染が疑われるケースも報告されていることから、練習を行う際は、下記の対策を参考に予防に努めていただきたい。

軽い風邪症状(のどの痛みだけ、咳だけ、発熱だけなど)でも練習への参加を控える

これが1番大切です。

若い人では、新型コロナウイルスに感染しても重症になる割合が低く、特段の治療なしに治る人が多いことが分かってきています。しかし、症状が軽い人でも他人へ感染させることがあり、気がつかないうちに、多くの人に感染を拡げてしまうことがあります。

従って、普段であれば練習に参加する程度の軽い風邪症状であっても、練習を休み、チームメイトに感染させないように配慮して下さい。

練習場の風通し、換気に心がける

屋内の閉鎖的な空間で、人と人とが至近距離で、一定時間以上過ごすことによって、集団感染が発生する可能性があると言われています。

その反対に屋外での活動や、人との接触が少ない活動、手を伸ばして相手に届かない程度の距離をとって会話をすることなどは、感染のリスクが低い活動とされています。

感染の拡大予防のため、練習場の風通しを良くする、頻回の換気などの対策を行なって下さい。特に小規模の練習場ではご注意下さい。

上記のお知らせは3月2日に厚生労働省 新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が発表した「新型コロナウイルス感染症対策の見解」をもとに作成された。新型コロナウイルスについての情報は今後変更されることがあり、その際には、再度お知らせがあるとのことだ。

新型コロナウイルスは、卓球界のみならず全世界に影響を及ぼしており、事態の収束は未だ不明であるが、心置きなく卓球が楽しむためにも対策に努めよう。

文:ラリーズ編集部

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