ズラタン・イブラヒモヴィッチが今冬ミランへ電撃復帰し、素晴らしい活躍を見せている。
そこで今回は、サッカー界の出戻りに注目してみた。古巣のチームで活躍している選手たちを紹介しよう。
ディミトリ・パイェット(マルセイユ)
酒井宏樹の同僚であり、マルセイユのエースであるフランス代表MF。
彼は母国でキャリアを重ねた後、2015年にイングランドのウェストハムへ移籍。一年目からプレミア9ゴール12アシストと圧巻のパフォーマンスを見せた。
一時はヨーロッパで“最もフリーキックを得意とする選手”として知られていたが、最盛期であった翌シーズンに退団を強く希望し、一年半で再び古巣へ復帰した。
そのテクニックは健在で今季はすでにリーグ8ゴールを沈めており、衰えを全く感じさせない活躍ぶりを見せている。
サンティ・カソルラ(ビジャレアル)
ビジャレアルでデビューし、ラ・リーガで長らくプレーしたカソルラ。
27歳という年齢でプレミアリーグに挑戦すると、アーセナルでプレーメイカーとして中盤を支配し、大きなインパクトを残した。
ただその後、悪化した怪我の影響で脚を失いかけるなど全くプレーできない状態に。2018-19シーズンより古巣ビジャレアルに戻った。
すると以降、大復活を果たしており、今季もここまでリーガ8ゴール5アシストと35歳にして絶好調ぶりを見せている。
ラジャ・ナインゴラン(カリアリ)
ベルギー代表MFナインゴランは、セリエAのカリアリで本格的にブレイクした。
2014年にはローマへ移り、アグレッシブなプレースタイルで攻守に渡って大活躍、リーグを代表する選手へと成長する。
ただその後移籍したインテルでは、素行面での問題などから僅か1シーズンで退団することに。今季からは再びカリアリでプレーしている。
古巣では息を吹き返しており、現在こそチームは失速しているものの序盤の快進撃では中心選手としてチームを牽引した。
ヘスス・ナバス(セビージャ)
若手の頃からそのテクニックを高く評価されていたヘスス・ナバス。
かつては精神面での問題から海外でプレーできない時期もあったが、それも克服。2013年にはユース時代から長く在籍したセビージャを離れてマンチェスター・シティへ移籍した。
シティでは1年目からプレミアリーグ制覇に貢献。イングランドの地では、ポジションの幅を広げるなど適応力の高さも見せて活躍した。
3年前から再び故郷のセビージャでプレーしており、今季もサイドバックとしてリーガでここまでフル出場している。
マッツ・フメルス(ドルトムント)
香川真司らと若くしてドルトムントのブンデスリーガ制覇に貢献したフメルス。
その後はドイツ代表にも定着し、ワールドクラスのセンターバックへと成長。2016年にはユース時代を過ごしたバイエルンに引き抜かれる。
バイエルンでは守備とパスセンスを併せ持つ現代的なディフェンダーとして活躍し、在籍した全てのシーズンでリーグ優勝を経験した。
ただ出場機会の減少もあり、今季からはドルトムントに復帰。かつてのチームメイトも残っている中で、再び守備の要としてチームを引っ張っている。