阪堺電車恵美須町駅、規模を縮小した新駅舎を供用開始

大阪府下唯一の路面電車を運営する阪堺電気軌道(阪堺電車、本社・大阪市住吉区)は、移設工事を行っていた恵美須町駅の新駅舎を2月1日より供用開始した。また、移設に合わせ駅名には副名称として「通天閣前」が新たに付加された。

▲移設後の恵美須町駅入口とホーム
▲堺筋側との連絡通路はまだ工事中で、当分は仮設での対応
▲駅舎移転の概要(阪堺電気軌道のプレスリリースより)

新駅舎は現在の駅舎から約100メートル南側に移設され、これまでの3面2線から1面1線の簡素な構造となった。同社によると、一昨年の台風21号により被災した駅施設の復旧に合わせ、バリアフリー化による利便性向上を目的とするものという。なお、同時に恵美須町駅から各駅の営業キロ程が変更となるため、一部区間で定期旅客運賃の変更も合わせて行う。

▲新たに「通天閣前」が付加された駅名標
▲旧駅舎は入口をすでに閉鎖。なお、駅構内にあるいくつかの飲食店は引き続き営業を続ける

【阪堺電気軌道】
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