できること精いっぱい センバツに向け創成館壮行会

「できることを精いっぱいやるだけ」と壮行会で気持ちを新たにした選手たち=創成館高

 第92回選抜高校野球大会(19日開幕予定)に出場を決めている創成館の壮行会が5日、長崎県諫早市の同校で行われた。新型コロナウイルスの感染拡大防止へ全生徒は自宅学習中で、野球部員と生徒会長1人、関係者が出席して会議室で実施。上原祐士主将は「自分たちにできることを精いっぱいやるだけ」と言葉に力を込めた。
 日本高野連が4日に「無観客での実施に向けて準備」と方針を示し、野球部は自宅学習の時間以外で練習を継続中。大会開催の可否は11日の臨時運営委員会で決まる。
 壮行会を前に県高野連の西田哲也会長が上原主将に選抜旗を授与。「九州代表という自覚を持って取り組んでほしい」とエールを送った。
 壮行会で奥田修史校長は「高野連の苦渋の決断には、いろんな思いがこもっている。グラウンドでプレーする選手だけではなく、高校野球に関わる全ての人がその思いに応えないといけない」と強調。最後に山口楓生徒会長が「不安な部分もあると思う。日々の厳しい練習に耐えてきた皆さんなら、きっと大丈夫です」と激励の言葉を述べた。

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