まもなく春がやってきます! シーバスの活性も上向き、コンディションが上がってくる季節。今回は全国再激戦区「東京湾」を誰よりも深く知る技巧派として全国的な人気を誇り、他の追随を許さない経験値とスキルを持つシーバスエキスパートに、それぞれ春に基本となるべき1本と、喰わせ、応用と言うべき1本のルアーをカラーも決め打ちにしてご紹介!これを読んで春シーバスを仕留めに行きましょう!!
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東京湾奥の最前線を釣る「湾奥のプリンス」
【Profile】
大野ゆうき(おおの・ゆうき)
東京都出身。シーバスフィッシング界を代表するプロアングラーのひとり。東京湾奥をホームとし、港湾部や河川を独自の「マッチ・ザ・バイト」理論で攻略。近年は全国各地への遠征釣行も精力的にチャレンジし、日々進化を続けている。
春のハク、バチ、アミをカバーする2大ルアー
3月末から4月の東京湾奥というと、バチにばかり目が行きがちだが、大野さんはコレに加えてハクやアミのマイクロベイトも必ずプランの中に組み込んでフィールドに出る。
大野「バチは潮回りの強く影響されるベイトなので、春の釣りでは必ずハクやアミにも対応できるルアーを常備して出かけます。そんなルアーは沢山あるけど、この時期一番活躍してくれるのがガルバスリム80Sですね」
このルアーは、水面~水面下20㎝のレンジをカバーするリップ付きのシンキングペンシル。
大野「10gの自重の印象以上に遠投が効いて、速い流れにも強く、流心をバチやハクの群れが流れているような局面で強いです」
おすすめのカラーは昨年リリースされたカラーの「パールスモーク」。
大野「クリア的にもパール的にも使える対応力の高いパイロットカラーの一つです。ベイトがバチでも小魚でも対応しくれるので必ずボックスに入れておく色ですね」
モアザン ガルバスリム80S(DAIWA)
細くて飛んで上を引ける! これが春には強力な武器になる
抜群の飛距離で、水面~水面下20㎝のレンジをカバーしてくれる春の湾奥で必携のルアー。スリムなボディとタイトなスイング系アクションにより、バチはもちろん小魚系マイクロベイトに対応する。リップの効果で「バチルアー」が苦手な横風でも水面を割らない。
おすすめカラー「パールスモーク」
薄いクリアスモークに透過性のクラッシュホロを張った大野プロダクトカラー。幅広い水色に対応する実力派。
使い方3ヶ条
其の1:遠投して普通のバチルアーが探れない広範囲サーチする
其の2:波があれば、その上下動にあわせてリトリーブに緩急をつける
其の3:リーダーを16lbと細めにしてバチパターンにも備えて置く
DAIWA : モアザン ガルバスリム - Web site
これとコンビを組むおススメルアーは、コウメ60。
大野「アミパターンの流れが速い場所で中層~ボトムを流す時には最高です。春はスポットで小型のイワシやサッパ、チアユに出くわすこともあるので、11gのコウメ60は、レンジの自由度が高いから使い勝手がいいです」
大野「こちらの一押しのカラーは『ボラグロー』です。濁ればグローのスポットが、澄めばベースのホロが効くので24時間使えますよ」
コウメ60(アムズデザイン)
水切れのいい薄型ボディと使い勝手のいいサイズ&自重が魅力
シリーズ最小のボディに11gの自重が、岸釣りの幅広いポイントに適合する大野さんのフェイバリットルアー。デイ&ナイトのアミパターンでの実績が非常に高く。もちろん巻きの釣りでも大活躍。大野さん考案の「ボラグロー」が配備されさらに戦力がアップした。
おすすめカラー「ボラグロー」
スポットで吹いたグローと薄いゴールド+シルバーホロ。ブルーバックにオレンジベリーの24時間対応色だ。
使い方3ヶ条
其の1:水切れのいい特性を活かして流れの強い中層~ボトムを探る
其の2:ナイトゲームではドリフトで使って、アミパターンを獲る
其の3:4月後半にはデイゲームのボトムでヒラ打ちドリフトでも