春地区予選中旬に判断 「夏」開幕は7月11日 神奈川県高野連

 神奈川県高校野球連盟の評議員会が5日、横浜市内で開かれ、2020年度の事業計画などを決めた。春季県大会地区予選は今月下旬に行う方針だが、各地区の状況を考慮し、中旬以降に実施の有無を判断するという。県高野連の栗原豊樹専務理事は「(春の地区予選は)学校の自粛期間の解除など各地区と連絡を取り合いながら協議していく」と説明した。

 例年、評議員会後に加盟校の部長、監督らが出席して行われる顧問会議は、新型コロナウイルスの感染防止策の一環で取りやめた。県内6地区を時間ごとに区切り、資料のみ配布する対応を取った。

 7月24日開幕の東京五輪で横浜スタジアムが野球・ソフトボールの主会場になるため、夏の全国選手権神奈川大会は硬式が6月6日に抽選会を実施し、7月11日にサーティーフォー保土ケ谷球場で開幕。決勝は同29日に45年ぶりに同球場で行う。軟式は同18日に開幕し、決勝は同29日に行われる。

 3月19日開幕予定の第92回選抜大会に2年ぶり11度目の出場を決めている東海大相模の長谷川将也部長は「選手たちの健康と安全を第一に考えて大会に備えたい」と話した。

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