【新型コロナ】神奈川、新たに3人確認 横浜と相模原

横浜市役所

 新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、横浜市と相模原市は5日、新たに男女計3人の感染が確認された、と発表した。横浜市は60代の男性会社員で重症。相模原市は50代の男女で、6人の感染が判明している市内の民間福祉事業所の利用者の家族という。

 横浜市によると、男性は主に都内で勤務し、妻と2人暮らし。2月24日に発熱。市内の医療機関で2度受診したが、体調不良が続き、今月3日に別の医療機関で肺炎と診断された。PCR検査を受け、5日に陽性と分かった。現在入院し、人工呼吸器を装着している。市は東京都に対し、職場の濃厚接触者などを調べるよう依頼した。

 一方、相模原市によると、2人のうち、女性は検査で陰性だった事業所の利用者の母親で、2月末まで市内の別の福祉事業所に勤務していた。

 男性は感染が確認された事業所の利用者の兄。警備関係の仕事に就いている。市は女性の元勤務先、男性の職場なども調べるとともに、事業所内で集団感染が起きた可能性が高いとみている。

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