公立小で児童受け入れ 共働き家庭など対象 波佐見町

 定例東彼波佐見町議会は5日、一般質問があり、5人が登壇。新型コロナウイルス感染拡大防止のため4日から臨時休校している町内の公立小で、放課後児童クラブ(学童保育)を利用できない共働き家庭などの1~3年生を9日から受け入れる方針を示した。
 松下幸人副町長が、城後光議員の質問に答えた。ひとり親や共働きなどで日中に児童の世話ができず、学童保育も利用していない家庭が対象。休校に伴い午前中から開所している学童保育については、学校支援員を派遣し負担軽減を図る。
 新型コロナウイルスに関する国からの情報を役場全体で共有するため、一瀬政太町長を本部長に全課長が参画する対策本部を設置したことも明らかにした。松下副町長は「町内や関係自治体に感染者が出た場合、迅速かつ一体的に対応できるように早めに体制を整える」と述べた。
 一般質問は6日も続行し、5人が登壇する予定。

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