トークもブースも盛りだくさん!#立憲フェス2020 潜入レポート

去る2月16日、立憲民主党の党大会「立憲フェス2020」が行われました。会場は昨年同様ベルサール高田馬場です。ひがしみすずさんのレポート(https://go2senkyo.com/articles/2020/02/19/49162.html)と合わせてお楽しみください。

コロナウイルスの影響が心配されていましたが、マスクをしている方は多いながらもなかなかの盛況ぶりでした。(ただ、議員と参加者との握手などは自粛されていました)

魅力的な さまざまなトークセッション

フェスはまず、トークセッション「立憲パートナーズと語る立憲の2020」からスタート。

パートナーズとは立憲民主党のシンパ、また応援団とは少し違います。政治家と対等な存在として、民主主義を前に進めていくプロジェクトのメンバーで、年間500円で参加が可能です。

ここではパートナーズ出身の自治体議員とパートナーズが自分たちにできる政治参加、単に政治家の話を聞くだけではなく、自分たちからも発信していく重要性などが語られました。

 

「立憲パートナーズと語る立憲の2020」

続く「ボトムアップの立憲経済ビジョン」と題したトークセッションでは、公共政策学者の田中信一郎氏と弁護士の明石順平氏が登壇。アベノミクスの失敗や、先進国の中で日本が、1991年から2018年で「名目賃金」が唯一上がっていない国であることに触れ、雇用や経済回復のカギとして、「再生可能エネルギー」の重要性を語りました。

「ボトムアップの立憲経済ビジョン」で語る田中信一郎氏

 

また、「立憲国会パブリックビューイング」のトークセッションでは、衆院議員の安住淳氏、参院議員の蓮舫氏および芝博一氏が登壇し、これまでの国会審議、国会運営におけるエピソードなどが特別映像も交えて話し合われました。

「立憲国会パブリックビューイング」の一コマ。左から蓮舫氏、安住淳氏、芝博一氏

 

クロストークは、「今、立憲民主党に求められるもの」。辻本清美氏の司会のもと、ジャーナリストの津田大介氏、気候ネットワーク国際ディレクターの平田仁子氏、情報公開クリアリングハウス理事長の三木由希子氏の三者が話し合いました。それぞれ専門分野が異なる三者それぞれの個々の活動の話から、政治の話へ展開。津田氏の「ここで(登壇した)男性が僕一人だけというのは、重要だと思う」という言葉が印象に残りました。

「今、立憲民主党に求められるもの」で語る津田大介氏。左は司会の辻本清美氏

代表・枝野幸男氏ととことん話す60分

続いて立憲フェスのいちばんの目玉(!)。

立憲民主党代表の衆院議員・枝野幸男氏がセンターステージに登壇し、「#立憲LIVE スペシャル!! 枝野60分対話」が行われました。枝野氏の立つステージを360度参加者が囲み、白沢まき氏の司会のもと、枝野氏に質問が投げられていきます。「消費税の引き下げを主張する野党もいるが、それと強調できないか」といった政策に関するものから、「理想の政治家とは」といった理念的な質問まで多岐にわたりました。

もちろん、事前に台本などはありません。一つひとつの質問に、言葉を選びながら返答する枝野氏の姿が印象的でした。
(というと、その答えも気になると思うので、ぜひその全貌となる動画もご覧いただければと思います
https://www.youtube.com/watch?v=qowGfvk7MYc

こうしてフェスが最高潮に盛り上がったところで、フィナーレを迎えました。

質問に答える枝野氏

 

個々のブースもまた充実

基本的な流れとしては上記のようになりますが、ブースもまた充実していました。
ちょうど昼時だったので、販売している弁当を購入したのですが、なんと、ヴィーガン弁当でした。ヴィーガンとは簡単に説明すると、「酪農製品も食べないベジタリアン」のことで、肉や魚はもちろん、動物が生み出す卵やミルク、またそれを材料としたバターやチーズ、はちみつなどもそこでは使われません。実際に食べるのは初めてでしたが、味は…、なかなか個性的なものでした(笑)。

ブースは20に分かれており、自殺対策や核廃絶、避難所・防災グッズ体験などさまざまなコンセプトのものがありました。
個人的に注目したのは立憲街宣車コーナー。さまざまな立憲民主党の、実際に使われた選挙ポスターが貼られており、その人気投票も行われていました。

上記の写真では、いちばん控えめな感じが気に入ったので、今泉まお氏のポスターが気に入りました。

政党、また個々の政治家の政策を支持できるかどうかということはもちろん大きいですが、より主体的に「政治」を考えるためにも、こうした場は重要です。

立憲フェスののち、コロナウイルスの影響で自民党の党大会は延期になってしまいましたが、今後もこのような政治家と間近で触れ合う機会は、引き続き紹介していきたいと思います。

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