ダルビッシュ登板回避 菊池好投、山口3被弾、筒香はノーヒット

日本時間3月6日、メジャーリーグではオープン戦15試合が行われ、レンジャーズ戦に先発予定だったダルビッシュ有(カブス)は体調不良により登板を回避した。パドレス戦に先発した菊池雄星(マリナーズ)は3回5奪三振無失点の好投を披露したが、フィリーズ戦に2番手として登板した山口俊(ブルージェイズ)は3本のアーチを浴びて4失点。パイレーツ戦にスタメン出場した筒香嘉智(レイズ)は3打数ノーヒットだった。

今季の開幕投手候補の1人に挙げられているダルビッシュは、風邪のような症状が出たため、レンジャーズ戦での登板予定を回避。前日から咳が出ていたことをチームに伝え、病院で診察を受けた。新型コロナウイルスへの感染はなく、インフルエンザの検査も陰性だったといい、体調が回復すれば日本時間3月7日に実戦形式の練習で3イニングを投げる予定となっている。なお、カブスはレンジャーズに0対5で敗れた。

パドレス戦に先発した菊池は、初回を2つの四球を与えながらも無失点で切り抜けると、続く2イニングはいずれも三者凡退。3イニングを投げてヒットを1本も許さず、奪三振5、与四球2、無失点という上々のパフォーマンスを披露した。マリナーズはパドレスに0対3で敗れている。

フィリーズ戦に3回裏から2番手として登板した山口は、3回裏こそ先頭に四球を与えながらも併殺などで無失点に抑えたものの、4回裏先頭のリーズ・ホスキンスに1号同点ソロを被弾。5回裏にはオースティン・リスティに1号勝ち越しソロ、ブライス・ハーパーに3号2ランを浴び、ホスキンスに二塁打を打たれたところで降板となった。2回1/3を投げて被安打5(うち被本塁打3)、奪三振1、与四球2、失点4という内容で敗戦投手となり、先発5番手争いから一歩後退。ブルージェイズはフィリーズに3対5で敗れた。

パイレーツ戦に「三番・指名打者」でスタメン出場した筒香は、セカンドゴロ、セカンドライナー、セカンドへの併殺打で3打数ノーヒット。オープン戦の打率は.294となった。レイズはパイレーツに2対1で勝利している。

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