愛らしく心ほっこり コアラの赤ちゃん16日から公開

 横浜市立金沢動物園(同市金沢区釜利谷東)で16日から、コアラの赤ちゃん(雄)の一般公開を始める。赤ちゃんは生後7カ月。ユーカリを食べ始めるなど順調に成長しており、公開に合わせて愛称投票も実施する。同園の担当者は「本当に小さくて愛らしい。ぜひ見に来て投票してほしい」と来園を呼び掛けている。

 同園によると、赤ちゃんは昨年5月27日に誕生。母親の袋の中で母乳を飲んで育ち、12月9日に袋の外に出てくるようになった。

 1月2日ごろからユーカリを食べ始め、現在体重518グラム、体長12センチ。母親の袋から出ている時間が長くなってきたといい、「小さな体でしっかり母親にしがみついている姿に思わず見入ってしまう。心がほっこりする」と同園職員。

 愛称の投票期間は16日から31日まで。愛称候補は、(1)父「ユウキ」の出身地である鹿児島の薩摩隼人のように、力強く育つよう願いを込めた「ハヤト」、(2)母「ワカ(和花)」から一文字をとった「ヤマト(和)」、(3)自然の恵みに感謝して大きく育つよう願いを込めた「ゼン(然)」の3種類。コアラ観覧所に投票箱を設置する。

 問い合わせは、同動物園電話045(783)9100。

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