一斉休校の余波 『学習ドリル』『ボードゲーム』が人気! 家庭で過ごす時間増加で売り上げアップ

新型コロナウイルスの感染防止に伴う休校措置で、子どもたちが自宅で過ごす時間が増えています。そうした中、書店とおもちゃ専門店で売り上げを伸ばしているものがあります。

長野県松本市の「宮脇書店」。今月に入ってから、売れ行きが全体的に伸びています。

宮脇書店松本店・月元健伍店長:
「ちょっとびっくりするような売れ方。春休み直後でこういう動きはすごく珍しい」

(記者リポート)
「書店で特に売れているものが、こちら。学習ドリルです。同じものが普段は5、6冊並んでいますが、既に1冊しかないものもあります」

売れ行き好調の『学習ドリル』

学習ドリルの売れ行きは今月に入ってから去年の同じ時期の2倍に迫る勢いです。低学年用を中心に、値段が手ごろドリルが特に人気で、品切れも出ています。

母親:
「休み帳の他に何かと思って…」
小学3年生:
「文章問題がちょっと苦手だから克服するために買う」

児童書なども売り上げを伸ばしていて、書店全体で平日は去年に比べて1.7倍ほどの売れ行きです。

小学3年生:
「(勉強は)1時間かな。漫画とか読むときもある」
母親:
「家にいると勉強はやっても1時間くらい。あとはゲームをする時間が多いので、本を読んだらと」

売れ行き好調ですが店の受け止めは「複雑」です。

宮脇書店松本店・月元健伍店長:
「本が売れてくれるのはすごくうれしいが、喜んでいいかはちょっと難しい。本をしっかり読んで、長い休みになっているのでそういう形で過ごしてもらえたら」

さて、勉強が一段落したら「息抜き」もしたいところです。

小学校4年生:
「(Q昼間は?)本読んでる、退屈です」
母親:
「(新型)コロナで外でお遊びができないので、おもちゃを買って一緒に遊ぼうかと」

家で過ごす時間が増えたことを受けて、おもちゃ専門店で今、人気を集めているのが「ボードゲーム」です。室内で長く遊べしかも家族で楽しめる点が支持されています。

トイザらス長野店・加賀喬ストアマネージャー:
「昨年比では室内遊び系のおもちゃが伸びている。未就学児の子どもや小学生の子どもがいる家庭の方が多い」

先月末ごろから売り上げが伸び、複数個買っていく家族連れも多いということです。
おすすめは…。

トイザらス長野店・加賀喬ストアマネージャー:
「いろんなゲームが入っているボードゲームがあって、ひとつ買うだけで17種類とか入っているものがあるので、これを買うと1個で飽きずに楽しめる」

他にも…。

(記者リポート)
「室内で長く遊べるおもちゃとしてパズルも人気が高まっているということです」

店は1000ピースを超える大きなものから、手のひらサイズものまで揃えています。

トイザらス長野店・加賀喬ストアマネージャー:
「一斉休校でなかなか外で遊べない社会情勢になっていますので、室内で楽しく遊べるおもちゃもそろえているので来て、そういう商品を見てほしい」

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