子どもイルカ「アイル」の成長 佐世保・海きらら

トレーナーにボールを投げられるようになったイルカ「アイル」=佐世保市、海きらら

 長崎県佐世保市鹿子前町の九十九島水族館(海きらら)の、子どものハンドウイルカ「アイル」は、口でキャッチしたボールをトレーナーに投げられるようになり、また一つ“大人の階段”を上った。
 アイルは、国内4例目となる人工授精で2018年9月27日に生まれた。1日現在、身長216センチで体重131キロと、順調に成長している。
 2月初旬に、ボールを口先に乗せてトレーナーに投げる動きを見せるようになり、下旬に口でくわえたボールをトレーナーに投げるようになった。
 今は、トレーナーが投げるボールを口でキャッチして投げ返したり、投げ返さずにプールに潜って遊んだりするなど、子どもらしく自由に楽しんでいる。
 トレーナーの竹邊晴日(はるか)さん(24)は「まだ狙いを定めて投げられない」と笑い、「次の楽しみは、お客さんとキャッチボールができるようになること」と話した

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