ウーパールーパーの赤ちゃん200匹誕生 10年飼育、初の産卵とふ化 滋賀の水生植物公園

水槽の中を泳ぐウーパールーパーの赤ちゃん(草津市下物町・水生植物公園みずの森)

 滋賀県草津市の水生植物公園みずの森で飼育されている両生類ウーパールーパー(正式名称メキシコサラマンダー)が初めて産卵し、約200匹の赤ちゃんが誕生した。水槽内で愛らしい姿で元気に泳いでおり、小田貴志園長は「今しか見られない成長の過程を観察しに来て」と呼び掛ける。

 飼育中の6匹のうちペア1組が産卵した。同園では10年以上前から飼育しているが、産卵とふ化を確認したのは初めて。
 2月10日にメスが水草に卵を産み付け、24日に続々とふ化した。赤ちゃんたちは現在体長1センチほどで、順調に育てば約9カ月で20センチ以上になるという。小田園長は「産卵約1カ月前から水槽内を3匹から2匹に減らし、落ち着ける環境になったのかも。飼育経験のある施設にコツを聞きながら、手探りで育てている」と話す。
 月曜休園。要入園料。同園077(568)2332。

産卵したウーパールーパー(草津市下物町・水生植物公園みずの森)

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