『翔んで埼玉』でアカデミー受賞の武内英樹監督が待遇不満でフジテレビを退社か 「みんなNetFlixに行ってしまう」(映画関係者)

「翔んで埼玉」より

第43回日本アカデミー賞最優秀監督賞を『翔んで埼玉』の武内英樹監督が受賞しました。フジテレビの社員として、第一制作でテレビドラマ、映画をずっと撮ってきた武内英樹監督。2019年3月の時点で監督した映画の累計興行収入は220億円を超えていました。『翔んで埼玉』だけでも37億円を超えです。

しかし、早くもフジテレビ関係者からは、武内英樹監督の退社、独立を危惧する声が上がっています。

「ヤバい、武内監督、フジテレビ辞めちゃうよ。会社として多大な損害にならないように、引き留めてほしいわ。最優秀監督賞受賞したら会社を辞めるって言ってたから。『テルマエ・ロマエ』等、メガヒットを飛ばしてもボーナスに色がつく程度で武内さんは不満爆発寸前だった。縁故入社の給料泥棒を飼って人件費の浪費しないで、武内監督のような稼ぎ頭を優遇すべきだ」(フジテレビ関係者)

武内英樹監督はテレビドラマでもヒットを飛ばして来ましたが、ドラマよりも映画を撮る方がお好きのようです。

「『映画はお客さんの反応が見えるから面白い。テレビドラマはお客さんの反応が見えないし、番組スポンサーの意向に縛られて、表現の自由がない。予定調和の刑事ドラマ等も嫌だね』と語っていました。観客の笑う箇所が地域によって違うのも映画の面白さだそうです。海外のお客さんにも好評な映画を作っているので、監督は海外マーケットも楽しんでいました」(フジテレビ関係者)

フジテレビに入社した頃は、映画やドラマを撮るとは、本人も周囲も思っていなかったそうです。

「学生時代に映画を撮ってきた『映画オタク』系監督のような自己満足的なシーンがなく、無駄なく楽しめるのが武内作品の特徴なのは、彼の『もてなしの心』の表れでしょう。ディズニーランドの『ジャングルクルーズ』アトラクションのクルーとしてお客さんを楽しませてきました。人を楽しませるのが得意な人気者が、人を楽しませる手段として映画を選んだのですから、面白いに決まってます」(武内監督の知人)

ジャニーズ事務所の独立ブームがテレビマンにまで広がっていくのでしょうか。

「『嵐』のドキュメンタリーや『全裸監督』のヒットで知られるネットフリックス等、予算のスケールが日本とは比べ物にならない海外のメディアにテレビ界から人材が流れています。斜陽のフジテレビよりも武内英樹監督もより良い作品を作りやすいのではないでしょうか」(映画ライター)

武内監督の今後の作品も楽しみです(文◎青空のぞみ)

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