損保ジャパン日本興亜賞 虹の原特支高等部・橋孝晃さん パラリンアートカップ

損保ジャパン日本興亜賞に輝いた橋さん(左)=虹の原特別支援学校

 オールスポーツをテーマに募集した障害者による絵画コンテスト「SOMPO パラリンアートカップ2019」(障がい者自立推進機構主催)で、県立虹の原特別支援学校高等部2年の橋孝晃さん(17)が、各都道府県から1人を表彰する「損保ジャパン日本興亜賞」に選ばれ、同校でこのほど贈呈式があった。
 コンテストはスポーツの力で障害者を応援しようと開き、4回目。損保ジャパン日本興亜がトップスポンサーとして支援している。今回は全国から703作品の応募があった。
 橋さんの作品のタイトルは「勝ち組負け組何かかんけい無いさ!」。部活でサッカーをする生徒の様子を描いた水彩画で「みんな仲良くスポーツをやろう」という思いを表現した。人物の表情や夕焼けの雰囲気を出すのに苦労したという。
 贈呈式で同社の嶋田哲也長崎支店長が「きれいな色づかいで、見ているといろんなストーリーが浮かんでくる」とあいさつし、表彰状を手渡した。修学旅行で東京パラリンピックを観戦予定という橋さんは「車いすバスケが好きなので、全力で応援したい。受賞できてうれしい」と喜びを語った。

© 株式会社長崎新聞社