びわ湖毎日マラソン2020は2020年3月8日(日)に行われた。MGCファイナルチャンレンジとなる今大会は、冷たい雨が降りしきる難しいコンディションとなった。スタート前に機材トラブルが発生し、スタートが10分遅れる波乱の幕開けとなった。レースが始まると、ペースメーカーの阿部弘輝(明治大学)がレースを引っ張り60名近い大集団でレースが進む。
アクシデントの影響もあってか序盤こそスローペースとなったものの、中盤以降徐々にペースアップ。ひとり、またひとりと先頭集団から脱落するサバイバルレースとなった。国内招待選手も徐々に遅れ始め、大塚祥平や荻野皓平も中盤で先頭から大きく離されてしまった。招待選手では鈴木健吾が先頭の海外勢に食らいつく中、作田直也、山本翔馬、奥野翔弥、其田健也ら一般参加の選手たちが素晴らしい走りを見せる。
終盤、鈴木も先頭から離されてしまい、日本人トップ争いは作田、山本、奥野に。そのまま海外勢が先頭争いを演じ、チェベトが2時間7分29秒で優勝を果たした。難しいコンディションの中での見事な記録だった。日本人トップは作田。2時間8分59秒の自己ベストを叩き出した。
今大会の結果から、東京オリンピック最後の一枠には、先週の東京マラソンで4位に入った大迫傑が内定した。
最終結果
1 E.チェベト 2:07:29
2 S.モコカ 2:08:05
3 F.キプロティチ 2:08:48
4 作田直也 2:08:59
5 山本翔馬 2:09:18
6 A.F.シンブ 2:09:23
7 奥野翔弥 2:09:28
8 其田健也 2:09:50
9 F.ケモンゲス 2:10:08
10 吉岡遼人 2:10:13
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