西武松坂、3回2失点も納得「どうしようもない状態じゃない」…降板後の一問一答

広島戦に先発登板した西武・松坂大輔【写真:宮脇広久】

本塁打の広島鈴木には脱帽「やっぱりあれくらいのバッターになると見逃してくれない。さすがだなと」

■広島 – 西武(オープン戦・8日・マツダスタジアム)

 西武・松坂大輔投手は8日の広島とのオープン戦(マツダ)に先発し、3回で69球を投じ、4安打3四球で2失点。降板後、報道陣の取材に応じた。主なやりとりは次の通り。

──自身の投球の印象

「いい面と悪い面が両方出た試合でしたね。ストレートは悪くなかったんじゃないですかね。変化球は全体的に浮いていた。抑えにいくところで、球が浮いちゃっていたので、全体的にメリハリをつけないといけないなと思いましたね」

──反省点は

「いま言ったように、メリハリですね。全部同じような球になっちゃっている。追い込んだ後に、投げたい高さ、投げたいコースに投げられるようにしないといけない」

──3回に3四球を与えた

「ボールにされた球も、どちらに取られてもおかしくないのがあった。そこまで気にしてないですけど」

──次回登板への課題

「投げさせてもらえるなら、しっかりイニングを増やして、もう少し球数を抑えられるようにしたい」

──配球は

「配球については試合前に少し話しましたが、基本的には今は友哉(捕手の森)に任せています」

──2回先頭の鈴木誠也に1発を浴びた

「カットです。低めに投げたいところでしたが、ほぼ真ん中に行ってしまったので、やっぱりあれくらいのバッターになると見逃してくれない。さすがだなと」

「どうしようもない状態ではない。一昨年と比べても、今年の方が投げられている」

──いい球がボールと判定されたことが何球かあった

「審判の見え方もあるので難しい。(ストライクを)取ってもらえたら投手としてはありがたいですけど、取ってもらえなかったら切り替えて次のボールを投げるしかない。(そういう球が)1イニングに2、3球あると、しんどいはしんどいが、1球1球しっかり切り替えて抑えられるようにしないといけないですね」

──制球がよくなかった

「当然、シーズンに入ってもこういう状態の時はある。今日は2回に2点取られてしまいましたが、ホームランの1点に抑えないといけない。3回もああいう形でランナーをためてしまうことになりました(2死満塁)ので、なるべくああいうことがないようにしたいですね」

──69球は予定通りか

「特にとくに球数は決めていない。球数に関係になく3イニング行くということだった」

──変化球の制球がよくなり、メリハリがつけば、イメージ通りの投球になる

「追い込むまでと、追い込んでからが、同じような高さ、コースに行ってしまった。そうすると空振りも取れづらいし、いいところへ行ってもファウルにされてしまう。今の僕っていうのは、そういうところをはっきりさせることが大事になってくる。次の試合では、追い込むまでと追い込んでからをしっかり分けられるようにしたいですね」

──初回は内野ゴロ3つで3者凡退

「あの回だけは変化球が低めにいっていましたからね。低めに投げたいときに投げていれば、ゴロのアウトも増えるでしょうし、長打されることも減るでしょう。そういうことも頭に入れながら投げていきたいですね」

──開幕へ向けてイメージ通りの調整ができているか

「もう少し時間があるに越したことはないし、不安もありますけど、どうしようもない状態じゃないと思います」

──昨年などに比べて肩の調子は非常にいい

「去年は春先にアクシデントがあって投げられてもいなかったので、比べるのもどうかなと思いますが、投げられていた一昨年と比べても、今年の方が投げられているんじゃないかと思います」(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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