「女のこと、勝手に決めるな!」 国際女性デー、イベント中止もSNS沸騰 

「#おうちでマーチ0308」の呼び掛け

 国際女性デーの8日、会員制交流サイト(SNS)に女性差別の撤廃を訴える書き込みが続々と投稿された。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて関連イベントは軒並み中止に。「何もしないのはさみしい」と、延期された東京都内の大規模イベント「ウィメンズマーチ東京2020」の実行委員会が呼び掛けた。

 「わたしが仕事するのは男のフリをしてるんじゃない」「女のことを、勝手に決めるな!」─。インターネットには、思い思いのメッセージを書いたカードの写真などが集まった。実行委が「自宅や職場から、ジェンダーに基づく暴力・差別を終わりにする意思をアピールしましょう」と呼び掛けたことに呼応した。

 投稿には、「毎日の違和感に慣れず闘い続ける人になりたい」として「“面倒くさい”オンナになる」と宣言したものも。「旧日本軍性奴隷被害者、そして朝鮮女性はその民族性、女性性に対して侮蔑の言葉を向けられている」と記した書き込みは、「フェミニズムはみんなのもの」と締めくくった。

 インターネットでは、「一緒に声をあげましょう!!」と、実行委が思いを込めて作ったコールも掲載された。「今日は国際女性デー/わたしの声で社会を変えよう/あなたの声で政治を変えよう」

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