峯友さん(大村)知事賞 農業・農村写真コンテスト

峯友さんの「絆で護る馬鈴薯畑」

 長崎県内の農作業風景や農村の景観をテーマにした「第12回長崎の農業・農村写真コンテスト」で、最高賞の知事賞に、大村市富の原2丁目の峯友恒さん(71)の作品「絆で護る馬鈴薯畑」が選ばれた。
 コンテストは県土地改良事業団体連合会(愛称・水土里ネット長崎)主催。農業の大切さと農村の魅力や役割を再認識してもらおうと毎年開催している。「農村と人の営み部門」と「農村景観部門」のほか、高校生以下を対象とした「学生部門」を新設。昨年4~10月に寄せられた計150点から入賞5点、入選10点が選ばれた。
 迫力ある構図などが評価された峯友さんの作品は、雲仙市千々石町のジャガイモ畑で撮影。畝の美しさに魅せられ、シャッターを切ったという。約10年前から写真が趣味という峯友さんは「先人が切り開いた田畑を守っている農家の方々から、家族や地域の絆を感じた」と撮影を振り返った。
 入賞作品は10日まで県庁に展示している。

 ほかの入賞、入選者は次の通り。(敬称略)
 ▽水土里ネット長崎会長賞=井島加米男(長崎市)
 ▽優秀賞=牧山武(壱岐市、ほか入選1点)吉田次郎(長崎市)前田麗華(佐世保市)
 ▽入選=金子善憲(佐世保市)光永栄次(諫早市)小松賢二郎(長崎市、2点)斎藤秀子(長崎市)川崎信義(佐世保市)酒井正義(雲仙市)松井暖花(佐世保市)畑中光(同)

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