ツインズ・前田が6奪三振の快投 バルデリ監督も絶賛

日本時間3月9日、レッドソックスとのオープン戦に先発した前田健太(ツインズ)は、4イニングを投げて被安打2、奪三振6、無四球、無失点という見事なピッチングを披露。オープン戦3度目の登板を終え、防御率は2.08となった。両軍先発の好投により5回までスコアレスとなった一戦は、後半に打ち合いとなり、レッドソックスが7対6で勝利した。

前田は、1回裏先頭の1番ケビン・ピラーをファーストフライに打ち取ると、2番ラファエル・デバースを空振り三振、3番J.D.マルティネスをレフトフライに抑えて三者凡退の立ち上がり。2回裏は4番ザンダー・ボガーツを見逃し三振に仕留めたあと、5番ミッチ・モアランドにセンターへのヒットを浴びたが、6番マイケル・チェイビスと7番クリスチャン・バスケスから二者連続で空振り三振を奪い、無失点に抑えた。

3回裏は、先頭の8番ジャッキー・ブラッドリーJr.にセンターへのヒットを許したが、9番ホゼ・ペラザを1-4-3の併殺打に打ち取り、1番ピラーをサードフライに抑えて無失点。4回裏は、2番デバースと3番マルティネスを二者連続で空振り三振に仕留め、4番ボガーツをレフトフライに打ち取った。4回2安打6奪三振無失点という安定感抜群のピッチングだった。

前田は「前回登板は球数が多かったけど、今日は効率よく投げることができてよかった」と自身のピッチングを振り返り、手応えを感じた様子。ツインズのロッコ・バルデリ監督は「すべての球種をしっかりコントロールできていて、本当に素晴らしかった。見ていて楽しいピッチングだったよ」と前田の快投を絶賛した。

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