旭化成系、築地で等価交換マンション161戸

旭化成不動産レジデンス(東京都千代田区)は3月7日、分譲マンション「アトラス築地」(東京都中央区、161戸)の販売を開始したと発表した。住宅密集地の地権者38人をとりまとめて開発。2019年7月に物件販売サイトを開設してから資料請求が1685件、同12月からのモデルルーム累計来場者数は578組という。

同物件は東京メトロ日比谷線築地駅から徒歩3分の立地で、5駅6路線が利用可能。再開発が予定される築地市場跡地から晴海通りを挟んだ至近距離に位置する。敷地面積は1914.7m2、地上11階・地下1階建てで延床面積は1万5203.95m2。従前は住宅密集地で、区画内の私道は緊急車両が通れない所もあった。161戸のうち、事業協力者である地権者が36戸を取得し、販売するのは125戸。間取りは2LDK~4LDKで専有面積は52.19~88.61m2。他に店舗も6区画用意する。

3月7日からの第1期販売は2LDK~3LDK、54.59~88.61m2の50戸。価格は6990万~1億4770万円。モデルルームに来場した578組のうち、築地アドレスが21%、中央区のその他エリアが28%を占めるという。入居開始は2021年11月下旬を予定している。

旭化成不動産レジデンスでは同物件のような等価交換による再開発や、マンション建て替えにより取得する保留床の販売を中心に分譲マンション事業を展開している。

「アトラス築地」の外観

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