【MLB】前田健太は守備も凄い! 圧巻の好守を殿堂入りOBも絶賛「素晴らしいアスリート」

ツインズ・前田健太【写真:Getty Images】

投げては4回6奪三振「これはいい球」昨季32本塁打の若手も空振り

■Rソックス 7-6 ツインズ(オープン戦・日本時間9日・フォートマイヤーズ)

 ツインズの前田健太投手は8日(日本時間9日)、レッドソックスとのオープン戦に先発し、4回を投げて2安打無失点と圧巻の投球を披露したが、周囲を魅了したのはそれだけではない。その守備力に解説者も惹きつけられた。

 3回表ノーアウト一塁、ホセ・ペラーザ内野手の打球はマウンド方向へ。前田はこれを難なく軽快な動きで処理し、二塁へと送球。見事に併殺打を完成させた。MLB公式サイトはこの一連の動作を「落ち着いて捕球し、二塁へと体を反転し、ニック・ゴードンへとストライク送球をした」と評価している。

 レッドソックス側の放送局「NESN」の解説者で 同球団の殿堂入りとなっている元内野手ジェリー・レミー氏もこのプレーには「あのプレーをみればわかりますが、彼は素晴らしいアスリートです。非常に素早く二塁へ送球しました。二塁へのパーフェクトな送球です。簡単な併殺プレーになりました」と称賛を贈る。

 名二塁手であるレミー氏はこの守備を熱っぽく解説し、「素早い動きです。全く(動きに)躊躇がありません。誰が(二塁を)カバーしているのか把握しておかなければなりませんが、彼にはわかっていました」と、まさに“完璧”であることを言い表した。

 更に投げても称賛が止まらない。4回には昨季32本塁打の若手、ラファエル・デバース内野手をこの日2度目の空振り三振に斬り、これまた絶賛。

「デバースはあのスプリットに非常に苦戦していますね。第1打席では外角低めへのスプリットでした。そして今回は内角低め。この最初の数打席では、(チェンジアップやスプリットなどの)オフスピードピッチにデバースはかなり苦しんでいます。これは良い球でしたね」とこの日、多彩な球種で攻め立てた前田に惚れ惚れとさせられた様子。敵地放送局ながら忖度なしの解説となっていた。(Full-Count編集部)

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