「エール」“東京編”に古田新太、RADWIMPS・野田洋次郎ら個性的なキャストが集結

窪田正孝が主演する3月30日スタートのNHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜午前8:00ほか)。このたび、レコード会社の専属作曲家として東京で新生活をスタートさせる古山裕一(窪田)を取り囲む“東京編”のメインキャストとして、古田新太、野田洋次郎(RADWIMPS)、加弥乃、野間口徹、仲里依紗、三浦貴大が出演することが発表された。

ドラマは、全国高等学校野球選手権大会の大会歌「栄冠は君に輝く」や、阪神タイガースの応援歌として知られる「六甲おろし(阪神タイガースの歌)」などを手掛けた、昭和の音楽史を代表する福島県出身の作曲家・古関裕而氏と妻で歌手の金子(きんこ)氏をモデルに、主人公の裕一と、後に妻となる関内音(二階堂ふみ)が二人三脚でヒット曲を生み出すストーリー。

裕一が所属する「コロンブスレコード」のディレクターで、ヒット曲を作ろうと奮闘しつつも、大御所作家や上司に弱い一面もある廿日市誉を演じる古田は「おいらが大好きな古関さんである。 そもそも、この時代の音楽が大好きなおいらである。 なんせ『六甲おろし』を作った人である。 おいらは小学生の時『リトルタイガース』というチームに入っていた のである。野球少年だったのだ。 神戸に住んでいたおいらは、中村鋭一さんのラジオで毎朝聴いていたのだ『六甲おろし』を。そんな作品に出れるなんて」と感激の様子ながら、「ま、いつも通り意地悪な役なんですけどね。 朝ドラに出る時は、いつもそうです」とコメント。

「コロンブスレコード」に裕一と同期で採用された、ギターが得意な作曲家・木枯正人を演じる野田は「かつて日本の音楽の礎を築いた方々の人生を、少しながら追体験させてもらえる機会をいただきうれしく思います。古山裕一、関内音、そしてその周りでみずみずしく生きる人々みんなが、とにかくいとしいです」と朝ドラ初出演の感想を語り、「きっと見てくださる皆さんの毎日に、 すてきな彩りを加えてくれることと思います。ぜひ裕一、音たちと一緒に泣いたり笑ったりしてください。そして流れてくるたくさんの素晴らしい曲たちに、身を預けてみてください」と思いを伝えた。

「コロンブスレコード」の秘書・杉山あかね役の加弥乃は「2歳半で NHK の番組に初めてテレビ出演してから、音楽と関わることが多かったので、連続テレビ小説初出演が、『エール』であることに縁を感じています」と話し、「私の演じさせていただく冷静沈着な杉山あかねと、裕一さんとの温度差や、 廿日市さんとの絶妙(!?)なやりとりにも、注目していただきたいです。 自分が音楽に救われたことがあるように『エール』が毎朝皆さまのパワーになりますように」と見どころをアピール。

喫茶バンブーを妻の恵と経営し、裕一、音の相談相手になる梶取保役の野間口は「オファーをいただいた時に『今回はどんな嫌みな感じで主人公に絡んでいくのだろう』と、考えておりましたが、台本を読んでビックリ。 優しい方の人! 仲間側の人! 朝ドラ 6 回目にして初めての! 視聴者の方々は、きっと『絶対に裏があるはずだ』と思うでしょう。僕もそう思っております。今のところ。この先どうなるのか。表か裏か。オンエアで確かめていただけたらと思います」と期待感をあおり、保の妻で過去の経歴は夫も知らないことが多いという謎の女性・梶取恵役の仲里依紗は「この度、初めて朝ドラに出演させていただくことになりました。 私の登場シーンは、少し空気が変わります。 皆さんの癒やしになれたらいいなと思って演じていますので、楽しく見ていただけたらうれしいです」と意気込みを話す。

早稲田大学応援部五代目団長で団長として早稲田大学野球部を勝たせることに命を懸けている田中隆役を演じる三浦は「10年以上役者を続けてきて、ついに朝ドラに出演させていただけることになり大変うれしく思っています。久しぶりに窪田正孝くんと共演できることもとても楽しみでした」と出演を喜び、「私の役は早稲田大学応援部団長で大変暑苦しい部分はありながらも仲間を信じ真っすぐに自分の夢に突き進んでいく男です。このドラマのタイトルをまさに具現化したようなキャラクターだと思っております。若い頃の悩める古山さんにとっても、ターニングポイントとなる出会いだったのではないかと思い大切に演じました。真っすぐで熱くて騒々しい愛すべき応援部の姿をぜひ見守ってください」と熱く呼びかけた。

そして、新キャストを迎えた窪田は「皆さんと一緒に芝居ができて本当に幸せです。 強い魂とエネルギーでその時代を生き抜いたんだと想像させてくれる。 毎日の撮影が刺激的で笑いも絶えません。音楽と芝居でどんどん加速していくエール、どうぞご期待ください」とメッセージを寄せた。

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