開業間近!高輪ゲートウェイ駅の全貌を公開

高輪ゲートウェイ駅に潜入!

3月14日に開業を控えた高輪ゲートウェイ駅。
山手線では49年ぶりとなる新駅で、新たな街のランドマークとして注目を集めています。

駅舎外観
改札口

駅舎の設計は、新国立競技場など数々の有名建築物を手掛けてきた隈研吾氏が担当。
従来の駅のイメージとは異なり、空港やショッピングモールのような開放感ある建物です。

障子のような天井

日本の伝統的な折り紙をモチーフとした大屋根が印象的で、駅舎内から天井を見上げると、障子を一面に貼り付けたような和を感じさせるつくりになっています。

階段付近には白いテント(写真左)

駅舎の側にはイベントスペースとして使用される白いテントが。駅開業と同時に様々なイベントが行われる予定でしたが、新型コロナウイルスの影響により延期や中止が続くそうです。

明るく開放的な駅舎内
木材を使用したホーム

構内は杉の木を使用した開放的で温もりのある空間に。

行き交う車両を眺められるベンチも
駅看板

太陽光だけで充分な明かるさを保てることにより省エネを実現したり、LED照明を積極的に取り入れるなど様々な環境保全技術を使用し、環境にも配慮しています。

対話型AIロボット
案内AIサイネージ

また、「新しいことを始めていきたい」という理念の元、多くの最新技術が構内の至るところに取り入れられていました。

 

鉄道テラスビジョン

鉄道テラスビジョン

2階コンコース内に設置された巨大デジタルサイネージ。高輪を舞台とした過去、現在、未来を美しい描写で6分間映し出します。毎日9時〜21時まで放映され、4月1日より公開予定です(開始日時変更になる可能性もあり)。

 

AIを活用したロボット

AIロボットたち
E657系風の清掃ロボット

駅構内の案内や周辺情報、乗換案内を教えてくれる固定案内ロボットや、警備や清掃、構内の地図情報を教えてくれる自立移動ロボットが駅舎内を巡回。

お話ししながら案内してくれる

話しかけるだけで案内してくれる対話型ロボットは、世間話もできますよ!

 

新型改札機

新型自動改札機
QRコード読み取り部分

ICカードとQRコードの2種類に対応した自動改札機。ICカードタッチ部分が斜めに配置され、車椅子の方や小さなお子様にも配慮した形状になっています。

 

無人AI決済店舗「TOUCH TO GO」

「TOUCH TO GO」
店舗で商品を手に取る

商品を手に取るだけでウォークスルーのお買い物が楽しめる、その名も「TOUCH TO GO」。約50台ものカメラが手に取った商品を識別し、ICカードをタッチするだけで購入が完了。革新的な購買体験が実現されました。

商品が画面に表示される

実証実験は過去にも他の駅で行われましたが、お客様が実際に買い物できる店舗としては日本初。今後はクレジットカードやその他電子マネーでの支払いも可能となるようです。

 

券売機

デジタルサイネージで表示される運賃表(英語ver.)

券売機上の運賃表はデジタルサイネージで表示。日本語だけでなく英語にも切り替わります。

 

お手洗い

お手洗い(女性)
姿見に映し出される各国の挨拶

明るい空間が印象的なお手洗い。アロマのディフューザーも設置され、姿見はミラーサイネージになっています。

 

駅名標

古来から交流の場であった高輪。国際交流の新たな拠点として、世界中の人々が行き交い賑わいを見せる日が楽しみですね。

(記事:柏原美紀、写真:神森沙織)

 

【関連記事】
ほぼ完成の高輪ゲートウェイ駅 気になる内部を公開(https://tetsudo-ch.com/9897261.html

© 株式会社エキスプレス