新幹線暫定開業後 諫早駅周辺 駐車場800台必要 諫早市議会一般質問

 長崎県諫早市は9日、2022年度の九州新幹線長崎ルート暫定開業後、JR諫早駅周辺で駐車場約800台分が必要とした上で、今後駅周辺の環境変化が見込まれるため、駅北側の市有地内に200~300台分を暫定的に確保する方針を示した。市議会一般質問で北坂秋男議員(爽改いさはや)に矢竹秀孝建設部長が答えた。
 矢竹部長はJR九州が暫定開業後、駅周辺で約800台分を必要としていることを説明。市によると、現在、駅周辺の駐車場(時間貸しと月極)は約760台分。市が整備中の駅東地区再開発ビルの一般用57台分を加えると、JRが目安とする800台分を満たす。
 北坂議員は駅東側の旧西友諫早店の跡地活用次第で、現在、同跡地で運営されている民間駐車場(484台分)の行方が流動的だと指摘。矢竹部長は「周辺環境の変化を踏まえた上で、確保すべき駐車場台数を検討する」と説明。暫定開業までに200~300台分を暫定的に確保し、駐車場不足を回避する方針。

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